“最大6万円”高速代を補助 新たなEV車など普及策[2015/05/01 11:51]

 電気自動車などを対象に、高速道路の料金を最大で6万円補助する新たな普及策が1日から始まりました。

 (経済部・国吉伸洋記者報告)
 1000円を超えた高速料金をキャッシュバックするこの制度は、利用状況の調査協力という名目で12月まで実施されます。
 電気自動車の利用者:「これで遠出をする機会が増えて楽しみだ」「もっと電気自動車が長い距離を走れれば、すごく良いサービスだ」
 対象になる電気自動車やプラグインハイブリッド車は約11万台で、自動車全体の0.14%と普及が進んでおらず、経済産業省はこの制度を普及促進策に位置付けています。しかし、先着4万台限定のため、すでに保有しているユーザーで枠が埋まり、販売の増加にはつながらないという指摘もあります。また、期間中に支給される上限は6万円で、予算がなくなれば途中で打ち切りになります。対象台数が限られ、中途半端な政策という印象が拭えないこの制度。電気自動車の普及につながるかどうか、その効果は不透明です。

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