タカラトミー創業1924年 外国人社長を初起用へ[2015/05/12 19:33]

 玩具大手のタカラトミーは、1924年の創業以来、初めて外国人を社長に起用すると発表しました。

 タカラトミーは、富山幹太郎社長が代表権のある会長に退き、副社長でオランダ国籍のハロルド・メイ氏が社長に昇格する人事を発表しました。6月24日の株主総会などを経て、正式に決めます。富山社長はトミー創業家の3代目で、1986年以降、28年間、社長を務めてきました。外国人を社長に起用するのは初めてで、さらに創業家以外からの社長就任も初めてとなります。外国人社長の起用により、さらなるグローバル展開などビジネスの変革を目指していくとしています。
 一方、12日に発表した2014年度の連結通期決算は、バンダイナムコホールディングスの「妖怪ウォッチ」が爆発的にヒットするなど競争の激化により、売上高は1499億円と前の年度に比べて3%減少しました。また、子会社の不適切な会計処理やアメリカの子会社における民事訴訟の和解費用など18億円の特別損失を計上したことから、最終損益は18億円の赤字に転落しました。

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