株価終値 27年ぶりの10連騰 今年の最高値も更新[2015/05/28 17:30]

 東京株式市場で28日、平均株価の終値が10日連続で上昇し、27年3カ月ぶりの続伸となりました。

 平均株価は午後に入り、一時、180円以上値上がりしたものの、その後は利益確定売りも出て上げ幅を縮小し、終値は27日より78円高い2万551円46銭となり、今年の最高値を更新しました。10日連続での値上がりは1988年2月に13日連続で上昇して以来、27年3カ月ぶりとなります。一方、円相場は、アメリカで年内の利上げ観測が強まり、ドルを買う動きが続き、27日のニューヨーク市場で1ドル=124円台を付けました。その流れを受けて、東京市場でも28日の正午ごろ、円安が急激に進み、1ドル=124円20銭台と12年6カ月ぶりの安値水準をつけました。こうした円相場の動きについて、菅官房長官は「急激な為替相場の変動は望ましくないということが(G20=先進20カ国でも)合意されている。為替の動きについては引き続き注視していく」とコメントしています。

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