地震保険料引き上げ検討 地震発生確率の高まり受け[2015/05/29 19:30]

 地震の発生確率の高まりを受けて、政府と損害保険会社は、地震保険料の値上げに向けて具体的な検討を開始しました。

 地震保険料は去年7月に15.5%値上げしましたが、損害保険業界は、去年12月に政府が公表した推計で地震の発生確率が高まったことを受けて、さらに値上げを検討しています。これに先立ち、29日に財務省で開かれた地震保険制度に関する会議では、損保業界が建物の損壊区分をこれまでの「全損」「半損」「一部損」の3通りから4通りに増やす案を提出しました。この変更を議論するなかで保険料に与える影響を考慮するため、来月3日の会合では、新たな保険料について値上げ幅も含めて報告するということです。

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