マイナンバーへの懸念否定 年金情報流出で甘利大臣[2015/06/02 11:07]

 政府の年金管理システムから個人情報が流出した問題に関連し、甘利社会保障・税一体改革担当大臣は「マイナンバー」を巡る情報漏洩(ろうえい)の懸念を否定しました。

 甘利社会保障・税一体改革担当大臣:「マイナンバーのデータベースは業務データとは隔離されていて、その間には厳重なファイアウォールがあり、アクセスできる人も限られている。今回の事案も検証して、絶対にこういうことが起こらないように対処していきます」
 甘利大臣は、今回の問題でマイナンバーの導入スケジュールを変更するつもりはないとの考えを示しました。来年1月から利用開始のマイナンバーは、政府がすべての国民に番号を割り振って納税や年金などの情報を一元管理する制度です。行政事務の効率化や年金給付の適正化など政府と個人、お互いにメリットがある一方で、個人情報の流出や悪用される懸念が度々、指摘されています。

こちらも読まれています