日銀金融政策会合が年8回に 「機動性損なわない」[2015/06/19 19:30]

 日銀の黒田総裁は、金融政策を決める会合の回数を年8回に減らすことについて、政策の機動性を損なうことはないという見解を示しました。

 日本銀行・黒田総裁:「より情報発信が積極化し、金融政策に関する審議も一層、高まったものになる。従って、説明責任は一層、高度なものになる」
 19日に行われた金融政策決定会合で、日銀はこれまで年間14回開催している会合を8回に減らすことを決めました。黒田総裁は、世界の主要な中央銀行では8回が主流になっていると説明したうえで、新たに四半期ごとに経済見通しを示すなど運営方針を見直すことで情報発信の姿勢が後退することにはならないと強調しました。また、「経済や金融情勢に急な変化があれば、臨時会合を開いて対応する」としています。一方、10日の国会で「さらに円安に振れることはない」と発言したことについて、円安を牽制(けんせい)する意図はなかったと釈明しました。

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