酒の地域ブランド 保護対象に指定条件を明確に[2015/06/25 20:20]

 政府は、酒やワインの地域ブランドを特定し、保護する対象に指定するための条件を固めました。指定には産地とのつながりが不可欠で、独自の原料や製法だけでは指定されません。これは、従来あいまいだった「地理的表示」の指定条件を明確にするための制度改正です。国税庁は25日に開いた審議会で、指定条件として「酒やワインの原料となるコメ、水やぶどうの成分、製造方法が独特である」「一定期間製造して社会的に広く知られている」を提案し、了承されました。さらに、「産地の地質や気候などの自然条件や、伝承された技術が香りや口あたりにどのように影響したか説明できる」ことも条件とされました。国税庁は、これらの制度改正を早ければ10月から実施する予定です。

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