インドでの特許審査迅速化へ 協力関係強化で覚書[2015/06/30 13:15]

 特許庁とインド商工省は、インドでの特許審査の迅速化を図るため、知的財産分野での協力を深める覚書に署名しました。

 日本からインドへの特許出願件数は2013年に約6000件に上り、経済成長に伴い、この10年間で15倍に増えています。その一方で、特許審査の順番待ちは3年から6年に及び、インドに進出する日本企業にとって大きな課題になっています。29日に特許庁の伊藤長官とインド商工省のカント次官が署名した覚書では、両国の審査官を派遣する機会を増やすなど、協力関係を強化することが盛り込まれています。また、日本のシステムの活用を促し、インド当局の審査能力の向上を支援することで、特許審査に掛かる時間の短縮につなげます。

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