なぜ起きた?「東芝不正会計」 第三者委が報告書[2015/07/20 11:52]

 東芝の不適切な会計処理を調べている第三者委員会は20日夜、調査報告書を東芝に提出します。1600億円規模の利益のかさ上げがなぜ起きたのか全容が判明します。

 第三者委員会は50人近くから事情を聴き、田中久雄社長と前任の社長だった佐々木則夫副会長らが営業利益のかさ上げを促すかのようなメールを送っていたことが判明しています。報告書には、メールの内容や「必達値」という言葉で利益の目標達成を迫る議事録も添付する方針です。問題の会計処理について、第三者委員会がどこまで意図的と認定するかが焦点です。東芝は20日夜に報告書の要約版を公表し、21日に田中社長が記者会見で責任問題などを説明するものとみられます。

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