経団連幹部らハワイへ TPP大筋合意を後押し[2015/07/24 20:40]

 経団連の榊原定征会長は、28日からハワイで開かれるTPP(環太平洋経済連携協定)の閣僚会合に合わせて、現地に経団連の副会長ら幹部らを派遣して、大筋合意に向けた流れを後押しする考えを示しました。

 24日、軽井沢で開かれた経団連の夏季フォーラムの議論では、交渉が大詰めを迎えているTPPの妥結に期待する意見が相次ぎました。榊原会長はフォーラム後の会見で、TPPへの参加について「特に日米関係の経済交流が強化されることは経済面で大きい」と意義を協調しました。そのうえで、ハワイに経団連副会長の飯島彰己・三井物産会長や通商政策委員会委員長の伊東信一郎・ANAホールディングス会長らを派遣することを明らかにしました。現地で甘利TPP担当大臣やアメリカの商工会議所の関係者と懇談するなど、「経済界の立場で交渉の進展を支援したい」としています。

こちらも読まれています