TPP大詰めでJAなど大規模集会 聖域5品目を守れ[2015/07/27 11:52]

 TPP(環太平洋経済連携協定)交渉は、28日からの閣僚会合で最終合意を目指しています。これを見越して、JAなど農林水産業に携わる関係者らがTPP反対や農産品の保護を掲げて、現在、1500人規模の集会を開いています。

 27日の集会には全国から農業関係者などが集まり、政府・与党に対し、コメや牛・豚肉など農産品5項目の関税を「聖域」とした国会決議を守るよう訴えています。
 コメ農家:「約束(国会決議)を守れ。それが人の道だ」
 JAの関係者:「『断固反対』ばかりではどうかと思うので、その後の国内対策も考えていく必要がある」
 日米間で難航しているのが関税なしで輸入する主食用のコメの特別枠で、日本側が5万t、アメリカ側が17.5万tと主張に開きがあります。28日からの閣僚会合では、日本側は1桁台の7万tから8万tの枠を提示し、合意を目指す方針です。

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