アメリカのハワイで開かれているTPP(環太平洋経済連携協定)の閣僚会合は最終日を迎えましたが、医薬品のデータ保護期間や乳製品を巡る交渉が依然、難航していて、最終合意できるかは不透明な状況です。
甘利TPP担当大臣:「残されている課題の議論をどれくらい詰められるかしっかり見守り、主張すべきところはしていきたいと思う」
最終日の先月31日は朝から全体会合が開かれ、最終合意に向けた協議は大詰めを迎えています。しかし、ニュージーランドが医薬品のデータ保護期間や主要産業であるバターなどの乳製品の取り扱いについて強硬な姿勢を示しています。関係者はニュージーランドの交渉姿勢を批判しています。各国の交渉官は夜通しでぎりぎりの交渉を続けましたが、難航している分野での打開策が見いだせないままタイムリミットが近付いています。
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