甘利大臣 TPP“大筋合意”見送りを安倍総理に報告[2015/08/03 15:00]

 TPP(環太平洋経済連携協定)閣僚会合を終えてハワイから帰国した甘利TPP担当大臣が、安倍総理大臣らに今回の交渉で大筋合意できなかったことについて報告し、今後、各国と水面下の交渉を進めると明らかにしました。

 甘利TPP担当大臣:「日程のなかで『大筋合意』と言えるだけの詰めきりができなかった。残された課題を次の会合までに詰めるという結論になったと(総理に)報告した」
 12カ国によるTPP閣僚会合は先月31日までハワイで行われましたが、乳製品や医薬品のデータ保護を巡って各国の主張が対立し、大筋合意は見送られました。各国とも、今月下旬にも改めて閣僚会合を開き、合意に至りたい考えです。一方で、甘利大臣は改めて閣僚会合を開くのは残された課題について二国間や複数国間で交渉し、合意のめどがついてからというアメリカの考えを明らかにしました。日本政府としても、未解決の部分について直ちに水面下の交渉を開始するということです。

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