世界最高レベル20Gの実験装置 原発耐震向上に活用[2015/08/04 18:00]

 エネルギーなどの研究開発を行っている電力中央研究所が、世界最高レベルの振動を発生させる振動台を公開しました。原発施設の重要機器について、耐震性能の信頼性を向上できるとしています。

 公開された実験装置は、電力中央研究所と日立製作所が共同で開発し、20Gという世界最高レベルの加速度を生み出します。これまで、原発施設の格納容器内のバルブなど重要機器は10Gまでの振動試験しかできませんでしたが、この実験装置でどこまで耐震性があるのか試験できるということです。電力中央研究所は、今回の振動装置について「今後、原子力施設の耐震安全性の向上に活用することになる」と説明しています。

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