TPP閣僚会合の月内開催を断念 成立が大幅遅れも[2015/08/07 00:05]

 甘利TPP担当大臣は、参加12カ国による次の閣僚会合について、今月末の開催は厳しいとする見通しを示しました。

 甘利TPP担当大臣:「確実に未解決部分が処理できる状況を作って、直ちに(閣僚会合)といった方が間違いない」
 TPP(環太平洋経済連携協定)交渉は先月、ハワイで閣僚会合が行われましたが、ニュージーランドが日本やカナダなどに乳製品の輸入枠を大幅に拡大するよう求めて対立するなどして合意は見送られました。次の会合を今月中に開くことを目指していましたが、アメリカの準備が間に合わないことなどから開催は困難と判断しました。来年はアメリカの大統領選が本格化することなどから、年内に署名を済ませられなければ、TPPの成立は大幅に遅れる可能性があります。

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