佐野氏が認めて謝罪 景品デザインは“流用”[2015/08/15 05:52]

 東京オリンピックの公式エンブレムを手掛けた佐野研二郎氏は、デザインを監修したサントリービールの景品を取り下げた問題で、事務所のスタッフが第三者の作品を書き写していたことを認め、謝罪しました。

 佐野氏はホームページで、景品のトートバッグのデザインの一部について、事務所のデザイナーが第三者の作品を書き写していたと明らかにしました。デザインは佐野氏の管理のもと、複数のデザイナーと共同で制作していたと説明したうえで、「管理不行き届きがあった」と謝罪し、景品を取り下げたとしています。一方で、東京オリンピックの公式エンブレムのデザインについては、「模倣は一切ないと断言したことに変わりはない」と主張しています。
 一方、佐野氏が書き写したことを認めた作品のデザイナーが、ANNの取材に応じました。
 アメリカ在住デザイナー、ジェフ・マクフェトリッジ氏:「まず思うのは、2つのデザインが明らかに似ているということ。(佐野氏が)認めたのは珍しいけど、責任は従業員でなくすべて彼にある」

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