キリンHD ミャンマーのビール最大手を買収[2015/08/19 22:14]

 キリンホールディングスは、ミャンマーの最大手のビール会社を買収したと発表しました。

 日本のビール市場が縮小するなか、需要の伸びが見込める東南アジア市場で事業の強化を狙います。キリンホールディングスはミャンマーの人気ブランド「ミャンマー・ビール」を持ち、市場で8割のシェアを占めるミャンマー・ブルワリー社の株式の55%を取得し、子会社化しました。買収金額は約700億円です。ミャンマーのビール市場は1人あたりの年間消費量が3.7リットルと小規模ですが、民主化後の経済成長に伴い、先行きが有望視されています。キリンホールディングスはオセアニア、ブラジル、東南アジアを長期の経営構想で重点地区としていて、東南アジアでは、グループ会社のフィリピン最大手のサンミゲル社に、今回のミャンマー・ブルワリー社を加え、事業基盤の強化を狙います。

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