まだ続く株と為替の乱高下 中国経済の先行き次第か[2015/08/25 17:26]

 東京株式市場は乱高下です。

 (経済部・新谷時子記者報告)
 25日は、世界市場の混乱を象徴するような激しい値動きで、平均株価は700円を超える大幅下落となりました。午前中は800円近く下落した後、一気に1000円近く値を戻したことから、マーケットでは年金基金のGPIFが大量に株を買ったのではないかという憶測も飛び交いました。ただ、中国経済への不安は払拭されず、半年ぶりの1万8000円割れとなりました。為替も乱高下しています。円相場は一時、1ドル=116円台と7カ月ぶりの円高水準となったものの、その後、一時、120円台まで円売りが進みました。あるエコノミストは「中国政府が追加の金融緩和やインフラ投資など思い切った景気刺激策を打たなければ、混乱は収束しないだろう」と分析しています。また、マーケットでは、日銀による追加の金融緩和への期待感も強まり、様々な思惑が株や為替の乱高下につながっています。ただ、この株安の出口は見えず、激しい値動きは当面、続くとみられます。

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