中国経済の構造問題 G20で議論へ…麻生大臣[2015/09/01 15:00]

 上海市場の急落を契機に世界の金融市場が不安定になっていることについて、麻生財務大臣は、G20(主要20カ国財務大臣・中央銀行総裁会議)で中国経済の構造問題を話し合う考えを示しました。

 麻生財務大臣:「上海株式市場に端を発した最近の金融市場の変動に注目が集まっているのはご存じの通りだが、私としては表面的な市場の動きだけにとらわれるのではなく、その背景にある中国の構造的な課題を見極めるのが重要だと思っている」
 麻生大臣は閣議の後の記者会見でこう述べ、4日からトルコのアンカラで開かれるG20で、中国経済について問題提起する考えを示しました。中国経済が減速すれば日本やアメリカよりもヨーロッパ経済への影響が大きいため、「中国経済に何が起きているか、G20で率直な議論をするのは有益だ」としています。

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