「極ZERO」で追加納税 サッポロの異議申し立て棄却[2015/09/24 15:00]

 サッポロビールがビール系飲料の製造方法を巡り、追加で納めた税金の返還を求めている問題で、国税当局はサッポロビールの異議申し立てを棄却しました。

 問題となっているのは、ビール系飲料の「極ZERO」で、サッポロビールが6月に異議を申し立てたのに対し、22日に国税当局から異議は認めない旨の通知が届いたということです。サッポロビールは、極ZEROを税金が一番安い「第3のビール」として、おととしに発売しました。しかし、国税当局から製造方法の問い合わせを受けたことを機に、ビールと同じ税率との差額115億円を自主的に納め、税率がやや高い「発泡酒」として販売し直しました。その後、社内の検証で「第3のビールに間違いない」ことを確認したとして、今年1月、国税当局に追加納税分の返還を求めましたが認められず、6月に異議を申し立てていました。サッポロビールは「外部の専門家の意見を仰ぎながら、今後の対応を検討する」としていて、国税不服審判所に審査請求するかどうかを1カ月以内に判断する方向です。

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