TPP、乳製品分野で決着へ アメリカとカナダが譲歩[2015/09/30 13:40]

 アメリカ・アトランタで行われているTPP(環太平洋経済連携協定)会合は、合意に向けた課題の一つだった乳製品分野が決着する見込みとなりました。

 甘利TPP担当大臣:「(乳製品分野については)切迫感を持って作業を進めてきているが、前回よりは前進していると思う」
 TPP交渉では、ニュージーランドが日本とアメリカ、カナダに対して、関税なしで輸入する乳製品の量を大幅に増やすよう求めて対立し、合意への課題の一つとなっていました。交渉関係者によりますと、アメリカとカナダが譲歩し、輸入量を増やすことなどで決着する見込みが立ったということです。残された最大の課題は、医薬品の開発データの保護期間を巡るアメリカとオーストラリアなどの対立で、今後、合意できるかが焦点となります。

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