牛丼「吉野家HD」 上期の決算は3割の減益[2015/10/07 19:47]

 牛丼チェーンなどを展開する吉野家ホールディングスが7日に発表した今年上半期の連結決算は、牛肉の仕入れ価格の高止まりなどで、最終利益が前の期に比べて3割の減益となりました。

 吉野家の今年3月から8月の売上高は929億円と、前の期に比べて5%の増収となりました。一方で、本業のもうけを示す営業利益は11億円で33%の減少、税引き後の最終利益は6億円と32%減少しました。牛肉の仕入れ価格が円安で高止まりするなど、原価率の上昇が主な要因だとしています。また、TPP(環太平洋経済連携協定)で牛肉の関税が段階的に引き下げられる見通しとなったことについて、河村泰貴社長は「ポジティブに受け止めている」としながらも、「(牛肉の仕入れ価格は)需給だったり為替の影響も大きい」と慎重な言い回しにとどめています。

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