TPP関税撤廃 オレンジ・ハムなど身近な食品400品目[2015/10/09 11:52]

 TPP(環太平洋経済連携協定)の大筋合意を受けて、農林水産省は関税が撤廃される食品を新たに発表しました。TPP協定の発効後、即時に関税が撤廃されるのはカニやマグロの缶詰、6年目はお茶やソーセージ、マーガリンなどです。そして、8年目はオレンジや天然はちみつ、11年目には牛タン、ハム・ベーコンの関税がゼロになるということです。

 関税の撤廃は水産物にも幅広く及びます。カツオやエビは協定の発効後、即時に太平洋クロマグロやホタテガイ、ギンザケ、ウナギのかば焼きも11年目に関税が撤廃されます。一方、生産者には打撃となることから、政府は9日、TPP総合対策本部を設置し、初会合を開きました。
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