年金機構の複数の宿舎 “入居者ゼロ”放置の実態[2015/10/15 11:52]

 日本年金機構が所有する職員宿舎のうち複数の宿舎などで数年前から入居者が一人もおらず、国から譲り受けた不動産が有効に活用されていない実態が明らかになりました。

 日本年金機構は、職員宿舎や年金事務所など全国に約1000億円の不動産を持っています。会計検査院が調べたところ、このうち北海道や千葉県など複数の職員宿舎などで、数年前から入居者が一人もいないまま放置している実態が見つかりました。年金機構の不動産は国から譲り受けたもので、使い道がなくなった場合に国に返す制度が整っていません。会計検査院は来週にも、厚生労働省に対して国に返す制度を整えるよう求める方針です。

こちらも読まれています