「郵政」3社が上場 時価16兆円の巨大グループ誕生[2015/11/04 11:45]

 郵政グループ3社が東証1部に同時上場しました。注目の初値は日本郵政が1631円を付けるなど、いずれも売り出し価格を上回りました。初値で計算した3社合計の時価総額は、国内トップのトヨタに次ぐ約16兆円と巨大グループの誕生です。

 (経済部・新谷時子記者報告)
 関係者からは「1回目は失敗できない」と郵政上場への強いプレッシャーが伝わってきていましたが、出だしは好調のようです。最も初値の上昇幅が大きかったのは、売り出し株数が少ないかんぽ生命で3割増しとなりました。1987年のNTT上場時の初値の値上がりとほぼ同じ水準です。
 一般投資家:「買った、日本郵政株を。いいと思うんだけど…」「市場の期待が高いことの表れだと思うし、日本経済の起爆剤になるのではないか」
 証券関係者によりますと、事前の株式の申し込みの倍率は、全体で日本郵政やゆうちょが3倍強、かんぽは10倍強に上る人気ぶりだったということです。また、日経平均株価の4日午前の終値は400円を超える値上がりとなりましたが、郵政がマーケットの起爆剤となるのかはまだ不透明です。

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