マクドナルド292億円の最終赤字 去年の4倍に[2015/11/11 17:33]

 日本マクドナルドホールディングスが発表した1月から9月までの連結決算は、税引き後の最終損益が292億円の赤字となりました。

 日本マクドナルドは、今年1月に異物混入問題が相次いだことなどの影響で、1月から9月の連結の売上高は累計で1375億円と去年の同じ時期に比べて20%落ち込みました。また、フランチャイズオーナーへの財政支援など116億円に及ぶ投資や店舗の閉鎖などに伴う特別損失68億円を計上したことから、最終損益は292億円の赤字となりました。赤字額は、去年の同じ時期の75億円の約4倍近くに上っています。一方、7月から9月期の既存店の売上高は、マイナス4%と1月から3月期のマイナス32%から縮小していて、マクドナルドは「回復基調にある」としています。ただ、去年の7月から9月は、中国の食肉加工工場が賞味期限切れの鶏肉を使用していた問題で売り上げが落ち込んでいた時期だけに、依然として厳しい経営が続いているといえそうです。

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