7〜9月GDP年率−0.8% 政府目標の成長率達成は困難[2015/11/16 11:53]

 7月から9月の実質GDP(国内総生産)成長率は年率換算でマイナス0.8%で、2期連続のマイナス成長となりました。

 7月から9月の実質成長率は前期比でマイナス0.2%、年率でマイナス0.8%でした。2期連続のマイナスは、去年の消費増税後から1年ぶりです。主な要因は、企業の設備投資が中国経済の低迷で慎重になり、マイナス1.3%でした。一方、個人消費はシルバーウィークなどがあったものの、0.5%のプラスと伸び悩みました。
 SMBC日興証券シニアエコノミスト・宮前耕也氏:「実質賃金が来年にはマイナスか前年比で減少に転じる可能性が高いので、消費者はなかなか先行きに対し、楽観的になれない」
 政府が目標とする今年度の成長率1.5%の達成には、残り2期にそれぞれ1.14%の成長が必要で、達成は厳しい状況です。

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