「もっと設備投資して」 経産大臣、経団連に注文[2015/11/20 15:00]

 林経済産業大臣は経団連に対し、積極的な設備投資を行うよう改めて注文を付けました。

 林経済産業大臣:「生産性の抜本的な向上を目指して、設備、技術、人材へ積極果敢に投資をして頂きたい」
 日本の7月から9月のGDP(国内総生産)は、企業の設備投資の減少などで2期連続のマイナス成長となっていて、設備投資をどう増やすかが大きな課題となっています。林大臣は20日、経団連幹部との懇談で「企業収益が過去最高となるなかで、投資の伸びは十分ではない」と積極的な投資を求めたうえで、賃上げについても改めて注文を付けました。これに対し、経団連の榊原会長は「設備投資の環境整備」として、今年の年末までに法人税の実効税率の20%台への引き下げ時期を明確化するよう求めました。また、景気減速への懸念から、住宅や家電の購入など個人消費の促進に向けた経済対策についても強い期待感を示しました。

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