事故自動通報で救急ヘリ…トヨタ、ホンダが試験運用[2015/11/30 11:52]

 トヨタ自動車やホンダは、交通事故の際に自動的にドクターヘリを出動させる新たなシステムを始めました。事故が起きた場合、車体から速度や衝突箇所、位置などのデータが自動的に医療機関に送信されます。その情報をもとに瞬時に死亡や重傷の確率を割り出し、5%を超えた場合、自動でドクターヘリなどが駆け付けて救命率の向上を図ります。

 トヨタやホンダなどは、病院ネットワークと連携し、救急車やドクターヘリを自動で出動させるシステムの試験運用を30日から開始しました。運用を開始した「救急自動通報システム」は、交通事故が起きた際に車体から被害状況を医療機関に自動で送信します。医療機関は送られた情報と過去の280万件の事故データをもとに、独自の計算式で死亡重傷確率を割り出します。確率が5%を超えた場合は自動で救急車などが出動する仕組みになっています。30日から試験運用を開始し、2018年の本格運用を目指します。

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