林業再生に…木材組み合わせた新工法の住宅公開[2015/12/09 19:30]

 木材を組み合わせた大型パネルを使った新しい工法「CLT工法」で建築した国内で初めてのモデル住宅が公開されました。

 公開されたのは、つくばCLT実験棟で、杉の木が40t以上使われた2階建ての住宅です。CLT工法は、木材を縦と横に直角に交わるように積み重ねた分厚いパネルを使う新しい建築工法です。工場で加工したパネルを組み立てる簡単な作業で建てられ、工期を大幅に短縮できるのが特徴です。また、木材を使うことで断熱性や耐震性にも優れているとされています。ヨーロッパでは、1990年代後半からこの工法を用いた木造の建物が普及しているということです。日本でも伐採期を迎えた山林を有効活用でき、国内の林業再生につながるとして期待されています。

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