独自 再建中シャープに追加支援検討 数千億円規模[2015/12/11 11:51]

 シャープの経営再建に向けて、主力取引銀行が数千億円規模に上る追加の金融支援を検討していることが分かりました。

 シャープは今年の夏、主力銀行から2000億円の金融支援を受けましたが、液晶パネルなどの業績悪化が止まらず、来年3月期は液晶事業だけで300億円の営業赤字を見込んでいます。このため、液晶事業を切り離し、その受け入れ先などについて検討が進められています。関係者によりますと、「官民ファンド」の産業革新機構がジャパンディスプレイと統合させるなどして出資する案を提示していますが、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業も近く支援案を示す見通しです。また、韓国のサムスン電子も関心を示しているということです。シャープの経営再建に向け、主力銀行は債権放棄も含めて金融支援を検討していて、その金額は数千億円規模に上る可能性が出てきています。

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