シャープに台湾・鴻海が5000億円規模の出資を提案[2015/12/22 11:55]

 シャープの経営再建を巡って、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業がシャープ本体への支援も含む5000億円規模の出資を提案していることが分かりました。

 関係者によりますと、台湾の鴻海は今月、5000億円規模の支援をシャープや主力銀行に打診したということです。シャープに対しては、国が出資する産業革新機構がシャープの液晶技術の海外流出を防ぎたいとして2000億円規模の出資を検討していますが、鴻海の提示額はこれを大幅に上回っています。産業革新機構は22日午後に具体案を協議しますが、支援策の最終決定は年明けになる見通しです。一方、シャープや主力銀行は鴻海や革新機構の提案を見極めたい考えですが、「決定まで数カ月掛かる」という見方も出ています。

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