経団連会長「経営の重荷」 春闘でベアに慎重姿勢[2016/01/01 01:10]

 今年の春闘に向けて、経団連の榊原会長は、ベースアップについて「慎重にならざるを得ない」として、去年より抑制的な呼び掛けにとどめる方針を明らかにしました。

 経団連・榊原会長:「ベアは経営の重荷になる。継続的に引き上げることは慎重にならざるを得ない姿勢があることは理解しなければいけない」
 榊原会長は、今月中旬に発表する春闘の経営側の指針で「業績を上げた企業は、昨年を上回る年収ベースの賃上げを期待したい」と積極的な賃上げを求めていく方針です。一方、ベアについては去年は指針のなかで「選択肢の一つ」と踏み込みましたが、今年は「経営者の重荷になる」としてベアにこだわらない姿勢を見せました。

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