「マイナス金利 影響プラス」日銀総裁、総理に説明[2016/02/12 19:30]

 安倍総理大臣と日銀の黒田総裁が会談し、急激な円高など内外の経済情勢について意見交換しました。黒田総裁は会談後、市場の混乱について「しっかり注視する」と述べました。

 日本銀行・黒田東彦総裁:「為替を含めて国際的な金融市場の動きについて、しっかり注視していきたい」
 黒田総裁は、安倍総理に日銀が導入したマイナス金利政策について説明し、その効果については「消費や投資にプラスの影響をもたらすと考えている」と述べました。安倍総理からは、金融政策について特に意見はなかったとしています。また、黒田総裁は記者団に対し、市場の混乱について「必要と判断すれば躊躇(ちゅうちょ)なく対応する」と強調しました。しかし、円相場については「どうこう言うのは差し控える」と述べ、言及を避けました。黒田総裁と安倍総理の会談は去年9月以来、約5カ月ぶりです。

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