マイナス金利で貯蓄性高い商品販売停止へ 大手生保[2016/02/18 11:52]

 日銀が導入した「マイナス金利」政策で、大手生命保険会社が貯蓄性の高い商品の販売停止に動き始めました。資産運用の面でも負の影響が広がっています。

 第一生命保険では、銀行の窓口販売に特化した子会社で一時払い終身保険の一部の販売を今月16日から停止しました。国債の利回りが低下し、運用が難しくなってきたことが背景です。一時払い終身保険は契約の際に一括して保険料を支払うもので、貯蓄性が高く、退職金の運用先として人気が高い商品です。富国生命も来月から一部の販売を停止し、明治安田生命も銀行窓口で販売する一時払い終身保険を2016年度はさらに抑制する方向で調整しています。一方、業界最大手の日本生命は、マイナス金利の影響による金利の動向を注視するとしています。

こちらも読まれています