鴻海が正式契約延期を発表 シャープ買収問題[2016/02/26 05:54]

 シャープは25日、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業のもとで再建を目指すことを決めましたが、鴻海はシャープから24日に受け取った重要情報を確認するため、正式な契約を延期すると発表しました。

 鴻海は、シャープから受け取った重要情報を精査するために正式契約を延期するとしましたが、重要情報の中身については明らかにしませんでした。その後、アメリカのウォール・ストリート・ジャーナルが、関係者の話として「鴻海はシャープから、将来、発生する恐れがあるソーラーパネルのアメリカにおける訴訟など約3500億円の債務リストを受け取った」と報じました。これについて、シャープは「コメントを差し控える」としています。一方、シャープのメインバンクの複数の幹部は「万が一のリスクを並べたもので、契約に支障を来すものではない」と29日の正式契約について楽観的な見通しを示しました。

こちらも読まれています