シャープと鴻海 交渉期限1〜2週間延長で合意[2016/02/27 05:50]

 シャープと台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業は、今月末の交渉期限を1、2週間延長することで合意しました。

 鴻海によりますと、シャープの高橋社長と鴻海の郭会長は26日、中国の深セン市で会談し、29日までの交渉期限を1、2週間延長することで合意したということです。高橋社長は将来、発生する恐れのある約3500億円の債務リストを鴻海の傘下に入ることを決める前日に提出したことを謝罪するとともに交渉継続を要請しました。鴻海は「円満な結果を望んでいる」とコメントし、正式契約に努力する意向を示しています。一方、関係者によりますと、シャープは臨時取締役会で全会一致で鴻海の傘下入りを決めましたが、実際には意見が割れ、それでも全会一致とする特別決議を行っていたということです。

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