この夏の節電要請せず 東日本大震災後初めて[2016/05/13 13:41]

 政府がこの夏の電力需給の見通しを発表しました。猛暑でも最低限必要な電力を確保できることや節電が定着したことから、東日本大震災後、初めて節電要請を行わない方針です。

 資源エネルギー庁が発表した今年夏の電力需給見通しでは、猛暑でも全国すべての電力会社が安定供給に最低限必要な予備率3%以上を確保できるとしています。去年、他の電力会社からの融通を受けた関西電力と九州電力も今年は融通なしで乗り切れる見通しです。電源の88%を占める火力発電で安定的に電力を供給できることや、企業や家庭の節電が定着したことなどが理由です。このため、今年は去年までの「数値目標がない節電要請」から「節電要請なし」に変更します。

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