「縮原発」を提言 同友会幹部ら福島第一原発を視察[2016/06/07 06:03]

 経済同友会の小林喜光代表幹事ら幹部が廃炉作業が進む福島第一原発を視察しました。

 6日に行われた視察では、参加者たちは防護服に身を包み、バスから降りて1号機から4号機などの様子を見学しました。また、地下30メートルまで土を凍らせる陸側の遮水壁の凍結が始まったばかりだったため、汚染水対策の進捗(しんちょく)ぶりにも耳を傾けました。
 経済同友会・小林喜光代表幹事:「普通の労働環境と近くなってきたのが最大の今回、良かったという印象」
 小林代表幹事は視察後、原発の再稼働を進める一方、新規増設は行わずに自然エネルギーなどにシフトしていく「縮原発」を目指すべきだという考えを改めて示しました。ただ、燃料の取り出しなど福島第一の廃炉に向けた道筋も遠く、全国に40基以上ある原発のうち稼働しているのは2基のみとなっています。

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