たばこの健康被害 包装に写真掲載も検討[2016/06/08 06:08]

 財務省は、たばこのパッケージに表示している健康被害の表示方法の見直しに向けた検討結果をまとめました。

 7日にまとめた検討結果では、オーストラリアやカナダのように健康被害を象徴する写真を表示することを検討課題としました。また、「未成年者の喫煙は法律で禁じられています。絶対にダメです」との文言を常に表示すべきとしています。さらに、健康への悪影響を警告する文言を現在の8種類から12種類に増やし、肺がん以外のがんの原因にもなることや、妊娠中の喫煙が乳幼児の突然死症候群の原因となることなど、新たに因果関係が明らかになった病気の具体的な表示を提案しています。見直し作業は現在の制度が10年を過ぎたことから、財務省の審議会で進めてきました。財務省は検討結果を踏まえ、9月以降に関係省令などの改正案作りを始める予定です。

こちらも読まれています