「なぜ救うのか」“三菱自”で日産株主から懸念も…[2016/06/22 11:55]

 日産自動車の株主総会では、燃費不正問題に揺れる三菱自動車を傘下に収めたことについて懸念する声も出ました。

 日産自動車の株主:「2回も3回も悪いことをした会社をなぜ、日産自動車が救うのか。心配だ」
 株主総会で2300億円以上の巨額資金を投じた三菱自動車との資本業務提携について、カルロス・ゴーン社長は「大きなシナジー効果を約束する」と述べ、買収によるメリットを強調しました。
 一方、去年、不正会計問題に揺れた東芝の株主総会では、営業損益が7000億円超と過去最大の赤字額になったことについて、株主から批判や疑問の声が聞かれました。しかし、経営側は原子力などエネルギーや半導体などに事業を絞り、黒字化を目指すとして理解を求めました。

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