英“離脱ショック”日本にも…株価1000円超下落[2016/06/24 17:09]

 東京市場では株価が1000円を超える値下がりとなるなど、イギリスの離脱ショックが広がっています。

 (経済部・新谷時子記者報告)
 当初は楽観ムードが広がっていたマーケットも予想外の結果に振り回される形となりました。東京株式市場では、24日昼すぎに離脱派の勝利が確実となると、日経平均株価は1万5000円を割り込み、終値は1年8カ月ぶりの安値水準まで下落しました。また、為替は朝方に1ドル=106円台の円安水準でしたが、昼前に一時、100円割れまで急騰するなど乱高下する展開となりました。円が1ドル105円を超える円高となれば、大手企業の今年度の経常利益は減益になるという試算も出ています。
 麻生財務大臣:「為替市場の動向を緊張感を持って、これまで以上に注視して、必要な時にはしっかりと対応をしていきたい」
 急激な円高などマーケットの混乱は景気悪化にもつながりかねないため、選挙を間近に控え、日本政府もこの後、関係閣僚による緊急会議を開くなどの対応に追われています。また、イギリスに進出している日本企業も投資の見直しを迫られることになり、この影響は長期化する見通しです。

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