シャープ 鴻海からの出資が目標6月中に完了せず[2016/07/01 03:33]

 経営再建中のシャープへの買収を巡り、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業による出資が当初、目標としていた6月中に完了しなかったことが分かりました。

 22日に行われた鴻海の株主総会では、郭台銘会長が6月中に買収を完了させること明らかにしていました。しかし、中国での独禁法の審査が長引いているため、鴻海によるシャープへの出資が7月以降にずれ込むことになりました。出資期限は10月5日ですが、両社とも独禁法の審査が完了次第、早期の出資を目指したいとしています。シャープへの出資が完了した後は高橋興三社長は退任し、鴻海の戴正呉の副総裁が新社長に就任する予定です。

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