「石棺方式」はショック、あり得ない…福島県知事[2016/07/15 17:04]

 原子力損害賠償・廃炉等支援機構が福島第一原発の建屋をコンクリートで覆う「石棺方式」に言及したことについて、福島県の内堀知事は「到底容認できない」と経済産業省に訴えました。

 福島県・内堀雅雄知事:「非常に大きなショックを受けました。石棺方式という言葉が(復興や住民の帰還を)諦めるという言葉と同義語だからであります」
 原子力損害賠償・廃炉等支援機構が13日に公表した福島第一原発の廃炉計画には「石棺方式の適用は困難」とした後に、「柔軟に見直しを図ることが適切」という記述があります。この記述について内堀知事は、「『石棺方式』の選択の余地を残した計画で、到底、容認できない」と問題視しました。林経済産業大臣は閣議後の会見で「石棺方式は考えていない」として、機構に対して誤解のない表現に書き直しを指示したことを明らかにしました。

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