首都高速道路の社長に就任の宮田氏「天下りなのか」[2016/07/27 18:53]

 国土交通省出身で6月末に首都高速道路の社長に就任した宮田年耕氏は27日に会見し、天下りにはあたらないとの認識を示しました。

 首都高速道路・宮田年耕社長:「固定的にどの部署の人がどっかに行くとか適材適所になっていないという批判だと思うが、私はここに5年間いる。それでも天下りなのでしょうか」
 宮田氏はこのように述べ、天下りとの批判に反論、天下りにはあたらないとの認識を示しました。宮田氏は国交省で九州地方整備局長や道路局長を歴任しています。道路公団が民営化され、民営化会社のトップには民間企業や国交省OBではない人材の登用が進められました。今回、首都高速道路社長に国交省出身者が就くのは8年ぶりです。他にも、小泉政権による構造改革で民間出身者が社長に着いた商工組合中央金庫も2代連続で経産省次官が就任しています。また、日本政策金融公庫でも元財務事務次官が総裁となり、天下りの復活が目立ってきています。

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