きょうは土用の丑の日 価格高騰の中…うなぎ店は?[2016/07/30 11:50]

 30日は「土用の丑(うし)の日」。価格が高騰するなか、うなぎ商戦がピークになります。まもなくお昼の時間、都内のうなぎ店から報告です。

 (経済部・賀谷真実記者報告)
 東京の気温は午前中、ぐんぐんと上がって31.6度にまでなりました。東京・目黒区のお店では、多くの人がうなぎの焼き上がりを待っています。日本で食べられているウナギは99%が養殖ですが、稚魚の取れる量が大きく減るという問題があります。そのため、供給が需要に追い付いていないというのが現状です。価格が上がっていて、こちらのお店でも4月に一律200円の値上げをしたということです。絶滅が心配されているウナギは資源の管理が大きな課題です。この秋にも国際的な取引規制の導入が決まる可能性がありましたが、日本の懸命な働き掛けによって見送られました。
 八ツ目やにしむら目黒店・松本清さん:「環境保全のために、ウナギのためには色々、厳しい規制が必要かもしれないけど、万が一(取引規制が)通ってしまうと本当に商売できなくなってしまう」
 ただ、一安心ではありますが、これは猶予ができただけともいえます。日本だけではなく、周りの中国・韓国・台湾といかにして協力して資源を守っていくか、この先もうなぎを食べ続けるためにも世界から日本の姿勢に注目が集まっています。

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