福井県知事 もんじゅ政策「文科省だけでは不十分」[2016/08/10 15:51]

 高速増殖炉「もんじゅ」を含めた使用済み核燃料サイクル事業の今後について、福井県の西川知事は経済産業省を訪問し、「文科省だけでは不十分」として世耕大臣にも方向性を示すよう求めました。

 福井県・西川一誠知事:「文科省だけでは十分じゃないから、経産省、経産大臣が文科大臣と一緒になって、そして、官邸と力合わせて、もんじゅ核燃料サイクルをどうするのか。方向性を出す大事な時期だと申し上げた」
 もんじゅを巡っては、文部科学省が原子力規制委員会から運営主体の変更勧告を受けて有識者会議で運営主体を模索していますが、いまだ決まっていません。そのなかで、もんじゅがある福井県の西川知事は、世耕経産大臣に対して、もんじゅを含む核燃料サイクル政策の今後の方向性を示すことなどを求め、要請書を手渡しました。世耕大臣は「重要な課題と認識している」と答え、政府として取り組む考えを示しました。

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