新卒の採用活動 再来年度から前倒しで再検討[2016/09/12 23:51]

 新卒学生の採用活動の指針について経団連の榊原定征会長は、来年は今年の日程を据え置くものの、再来年以降については前倒しも視野に再検討する方針を明らかにしました。

 経団連・榊原定征会長:「おととしのもともとのオリジナルなスケジュールが良かったという意見が8割近い企業の方が言っている。春ぐらいまでに一つの方向性を出したいと思っている」
 今年の採用活動の方針については説明会の解禁を去年と同じ3月にしたものの、面接の解禁は8月から2カ月前倒しして6月に変更しました。これについて、榊原会長は「学生、大学側もおおむね好意的に受け止めてくれた」として、来年も同じ日程にすると発表しました。ただ、経団連が今年7月に行ったアンケートでは、今年の日程よりもおととしの「12月に説明会、4月に面接解禁の方が良い」と答えた企業が8割近くに上ったということです。こうした意見も踏まえ、経団連は再来年以降の指針について再び前倒しすることも視野に検討を進め、来年の春ごろに結論を出すとしています。

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