農水大臣「問題だ」輸入米“調整金”聞き取り調査へ[2016/09/16 17:07]

 国の管理下で行われている輸入米の入札で、公表されている価格よりも業者間で安く取引されていたことについて、山本農林水産大臣は、問題だとの認識を示しました。

 輸入米には、商社と卸業者などがペアを組んで参加するSBS(売買同時入札)という方式が取られています。この方式では、商社と卸の間で「調整金」と呼ばれるカネのやり取りがあり、国が公表している売渡価格よりも安く取引される商慣習が続いてきました。
 山本農水大臣:「売渡価格においては、市場価格に特に国内産米に変動はないと言っていた。それを言っていたことと異なることが最大の問題」
 農林水産省は、2014年10月に調整金の存在を知ったとしています。今後、海外にいるとされる当時の担当者から聞き取りするとともに、過去の契約について商社と卸業者へのヒアリングをしていくということです。

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