「金融政策に限界はない」黒田総裁が限界論を否定[2016/09/26 15:56]

 日銀の黒田総裁は大阪市内で講演し、「金融政策に限界はない」と市場の限界論を否定しました。

 日銀・黒田総裁:「今がデフレから完全に抜け出す絶好の機会です。これまでも繰り返し申し上げている通り、金融政策に限界はありません」
 黒田総裁はこのように述べ、日銀の政策が限界に近付いているとの市場の見方を改めて否定しました。また、仮に今後、国債の買い入れ額が増減しても「政策的な意味合いはない」として、「量」の減少を「金融引き締め」だと市場が勘違いしないよう釘を刺しました。一方で、万が一、急速に物価が上昇した場合には、量は拡大を続けるものの、金利を上げるなどして調整する可能性があると示唆しました。

こちらも読まれています